通信速度が優れている大手格安SIM「OCNモバイルONE」のメリット・デメリット
“格安SIM会社の中でも運営歴が長い会社と言えば「OCNモバイルONE」です。ドコモ回線通信品質のOCNモバイルONEは通信環境も良く、人気の格安SIMの1つ。ここではOCNモバイルONEの魅力に迫ってみましょう。
【OCNモバイルONEとは？】
OCNモバイルONEはドコモのグループ会社「NTTコミュニケーションズ」が提供している格安SIMです。格安SIMを評価する様々な部門で最優秀賞をいくつも獲得している信頼度の高い格安SIMと言えるでしょう。特にドコモ回線MVNOのうち3期連続で通信速度1位を記録しており、通信速度の速さに定評があります。
【OCNモバイルONEの特徴とは？】
格安スマホではデータ大容量のプランが多い印象ですが、OCNモバイルONEでは小～中容量のデータプランをメインに展開しているのが特徴と言えるでしょう。データ量を多くしないことで、月額料金を抑えたお得なプラン内容となっています。
現在のプラン内容は以下の通りです。
・500MB/月：550円
・1GB/月：770円
・3GB/月：990円
・6GB/月：1320円
・10GB/月：1760円
最安値では月額550円から利用できます。また3GBであっても月額1000円以下で契約できるリーズナブルな価格設定は魅力的です。
速度制限は2段階規制となっており、低速での通信量が基本容量の半分を超えると200kbps以下になります。またデータ追加量は1GBあたり550円です。
【OCNモバイルONEのメリットとは？】
OCNモバイルONEのメリットをまとめてみましょう。
＜月額550円から利用できる格安な料金設定＞
OCNモバイルONEの最大の魅力は、格安でスマホを使用できるということ。最安プランであれば月額550円という安さで電話番号付のSIMを契約できます。
＜スマホセットが格安＞
OCNモバイルONEでは格安スマホ会社の中でもスマホ販売に力を入れている会社の1つ。スマホ特価セールでは最新スマホが大幅値引きされた金額で購入できます。
＜データシェアできるので家族利用がお得＞
OCNモバイルONEでは1契約で最大5枚までSIMカードを発行できるデータシェアというシステムを採用しています。このデータシェアは、複数端末でSIMを使い分けたい方や、家族でOCNモバイルONEに契約したい方にぴったり。データシェアをつかった方が、家族のスマホ料を安く抑えることができますよ。
＜支払いは口座振替でもOK＞
格安SIM会社では支払いは「クレジットカードのみ」というケースが多いです。しかしOCNモバイルONEの場合は、口座振替による支払いも対応しています。クレジットカードを持っていない人でも契約しやすいでしょう。
＜店舗での対面サポートあり＞
格安スマホはサポートが薄い…というイメージが強いかもしれません。しかしOCNモバイルONEは2021年10月にドコモ連携。そのため全国のドコモショップでの取扱いが開始され、契約時の対面サポートも可能です。オンラインで1人で手続きするのが不安…という人でも安心ですね。
＜節約モードを使えば賢くデータ利用できる＞
OCNモバイルONEでは専用アプリを使うことによって高速通信のON/OFFを切り替えることができます。低速でも200kbpsで通信できるため、LINEやメールと言った容量をあまり使わない軽い作業であれば適宜節約モードをONにすることで、データ容量の節約が可能となります。データを使う作業、データを使わない作業を把握して賢く節約モードを活用することで、小容量のデータプランでもストレスなくスマホを利用できますよ。
【OCNモバイルONEのデメリット】
OCNモバイルONEのデメリットをまとめてみましょう。
＜バッテリー消費が激しいケースあり＞
OCNモバイルONEではインターネット接続に「グローバルIPアドレス」を使用しています。そのためバッテリー消費が激しいという口コミが多いです。ただ2022年6月～はプライベートIPアドレスの提供を開始しており、以前に比べてバッテリー消費が改善したという声も増えています。
＜大容量プランがない＞
格安SIMでは大容量プランをメインに展開しているところが多いですが、OCNモバイルONEは小～中容量のプランのみの取扱いとなります。大容量プランをお求めの人にはあまりおすすめできません。
＜契約時の手数料が高め＞
OCNモバイルONEでは契約時の手数料が高めに設定されています。以下が契約時の各種手数料です。
・初期手数料:3300円
・SIM手配料:433円
＜お昼の時間帯がつながりにくい＞
格安SIMの中でも通信速度の品質が高いOCNモバイルONEですが、お昼の時間帯はつながりにくい場合もあるようです。キャリア回線を借りているため、大手キャリアに比べるとどうしても通信速度の面で劣ってしまうのは仕方がないかもしれません。”